行く前に知っておこう!石垣島をより楽しむための文化

2年2組

箕面高校2年生がつくる「石垣島の歩き方」 〜2組1班〜

私たちは、石垣島で自分たちの地域とは全く異なった建物や食べ物などの『文化や歴史』に出逢いました。今回はそれらの文化についてや、実際にみて私たちが感じたこと、魅力についてみなさんにお伝えしたいと思います。

それでは、、、どうぞ!!

石垣島の文化財

桃林寺(とうりんじ) 〜日本最南端・八重山最古の禅寺〜

桃林寺は1614年、それまで八重山列島には神社仏閣がなかったため、琉球王国第7代国王尚寧王の進言にて創建された沖縄最古の木道建築物です。2014年には創建400年を記念し、「法燈連綿」の碑を建立。八重山地域最初の仏教寺院として地域に根差した寺院です。

仁王像の霊異と、災害に屈しないことにあやかり、厄除けや起死回生のご利益を授かれるパワースポットとしても注目。

1771年に起こった八重山地震によって引き起こされてしまった大津波。桃林寺の建物が破壊されたとともに、山門の二体の仁王像が流されてしまいました。しかし石垣島北西部の崎枝湾に、仁王像が2体とも打ち上げられているのが発見されたのです。これらの奇跡的に戻ってきた仁王像から起死回生のパワーをいただこうと、多くの観光客が桃林寺を訪れています。

山門の左右の仁王像は写真でも迫力満点ですが、やはり実物は写真とは比べ物にならないほどの力強さがあり圧倒されてしまいます!思わず時間を忘れて見入ってしまいました!

権現堂(ごんげんどう) 〜竜や獅子を刻んだ沖縄地域独特のお堂〜

権現堂は桃林寺と一緒に建てられたお堂です。本殿は赤瓦が沖縄らしい佇まいであり、至る所に動物の絵が描かれており非常に目を惹きつけます。戦災で伝統的な建造物の多くを失った沖縄においては、本格的な近世社寺建築の唯一の遺構であり、また、日本の最南端に位置する遺構でもあります。

牡丹の浮彫り付き肘木や波・鬼が彫られた板蟇股、唐獅子の登高欄、竜を刻んだ方立などがあります。このような一風変わった建築は本土ではなかなか見かけることができないものです。

お堂の側面と正面に描かれている麒麟は、口を開いている子と閉じている子それぞれ違った可愛さがありすごく癒やされます〜!屋根の近くには赤い目でこちらを見つめる白いうさぎも彫られており、他のお堂の生き物たちと一緒に参拝客を観察しているようでとても可愛かったです!このように生き物が沢山描かれたお堂はなかなか見れないものですので、石垣島へ行く際はぜひ立ち寄って癒やされてみてはいかがでしょうか!

旧宮良殿内(きゅうみやらどぅんち)

 〜沖縄県唯一の重要文化財の建物〜

https://bunka.nii.ac.jp/heritage/43967/_112573/43967_112573729829657612550_900.jpg

旧宮良殿内は、琉球王国時代の士族の邸宅を模して1819年に建てられた建物で、今では沖縄県内に唯一残されたとても貴重な史跡として、国の重要文化財にも指定されている建築物です。

建物の縁側には、「茶碗」や「煙草盆」、「名刺入れ」などが展示されており、生活感のある品々からは当時の暮らしを垣間見ることが出来ます。

宮良殿内を建てたのは、当時の八重山頭職(かしらしょく)だった「宮良親雲上当演(みやら・ぺーちん・とうえん)」という人物。頭職とは、地方の行政を行う当時の最高役職でした。ところが琉球王国時代は身分によって様々な決まりごとがあり、八重山頭職に士族と同等の邸宅は身分が不相応だと、5回もの取り壊し命令が王府から届くも、それを断固として拒否したそうです。

様々な形の岩が置かれたお庭は手入れが行き届いており、まるで日本庭園のようでとても綺麗でした!建物の中には入れませんが、管理人さんが障子を開いて外から室内を見せてくださいました。琉球王朝へタイムスリップした気分を味わえるとても素敵な文化財です!

食文化

石垣島のローカルフード八重山そば

沖縄そばは聞いたことあるけど八重山そばは聞いたことないという人がたくさんいるのではないでしょうか。八重山そばは石垣島などの八重山地域で食べられています。断面は丸く、縮れがない麺が特徴です。カツオや豚骨で出汁を取っていてほんのり甘いほっこり優しいお味です。八重山かまぼこ、細切りにした三枚肉などシンプルな具材がトッピングされています。ところで沖縄そばとは何が違うのか気になりませんか?沖縄そばは太く、少し縮れた麺が多く使用されています。そして大きな三枚肉の角煮がゴロンと乗っています。紅生姜を入れるのも独特で面白いです。このように実は沖縄そばと八重山そばは少し違っています。ぜひ食べ比べたいですね。

↑ユーグレナモールの3階にある「いちば食堂」の八重山そば

📍〒907-0022 沖縄県石垣市大川208 公設市場 最上階 3階

紅芋

沖縄のお土産といえば、、、紅芋タルト!!

芋は、約400年前野国総管によって中国から持ち帰られ、今では沖縄の特産品となっています。

紅芋には、栄養素とミネラルが豊富に含まれています。

そんな歴史ある素敵な食材である紅芋から出来た紅いもタルトは今では定番商品となり、たくさん種類がありますがその中でも、元祖となるのが、御菓子御殿の「元祖紅いもタルト」。モンドセレクション6年連続金賞受賞など多くの賞を受賞しています✨️

生地はしっとりしているけどすこしサクッともしていてペーストは濃厚で甘くてとてもおいしかったです。家族にもとても喜んでもらえました!!

私達が行った御菓子御殿石垣店には他にも、紅芋チーズケーキや、紅芋タルトケーキなどがショーウィンドウに並んでいました。私は、紅芋のロールケーキを食べました。上にかかっていたペーストが味がしっかりしていてとてもおいしかったです!今回食べたのは一つだけですが、本当に全部食べたい!と思うくらいどのケーキも美味しそうでした。また、先程紹介した元祖紅いもタルト以外にも、様々な種類の紅芋タルトがあったので、食べ比べしてみるのもいいかもしれないですね!

ぜひ皆さんも食べに行ってみてください!

最後に。

私たちは、修学旅行の一貫としてこのように石垣島について学ぶ機会をいただきました。修学旅行に行く前も上記に書いてある文化財や食文化についての調査を複数授業に渡って、調べていました。400年前からある歴史を感じられる禅寺や昔から食べられている八重山そば(沖縄そば)などある程度の知識を得て石垣島に行きましたが、現地に行ってからじゃないと気づけないことや感じれないこともありました。だから、この記事を読んでくれている人たちにも是非足を運んでみてほしいです。最後にこの記事を読んでくれてありがとうございました。

私たちが行った「SDGs」

私達はゴミを出さないようにビニール袋を貰わないようにしたり、ゴミをしっかり分別して捨てるようにしました。これは些細なことですが全員が意識すれば、SDGs14番、15番の「海の豊かさを守ろう」「陸の豊かさも守ろう」に繋がっていくと思います。石垣島だけでなくこれからも意識していこうと思います。
タイトルとURLをコピーしました