〈現地の人に聞いてみた〉1番美味しいさんぴん茶はどれだ!?

2年1組

箕面高校2年生がつくる「石垣島の歩き方」 〜1組5班〜

バカンスで有名な南の島、沖縄。

約150万人が暮らし、年間約950万人の人が訪れるこの場所は、亜熱帯性気候で厳しい暑さです。そんな沖縄では水分補給が何よりも大切です。

そこで登場するのが上の写真にもある「さんぴん茶」

さんぴん茶は中国より伝わったジャスミン茶が改良されて作られた沖縄独自のお茶です。

またさんぴん茶は約400年の歴史を持っており、様々な製法や材料で現在も人々にとって身近なソウルドリンクとして飲まれています。

現在沖縄では様々なメーカーからさんぴん茶が販売されており、それぞれ違った風味があります。

そこで私たちは石垣島の自動販売機で買うことのできる5つのさんぴん茶を用意しました。左から、南西食品、コカ・コーラ、沖縄ボトラーズ、POKKA、オリオンビールの5社製品です。

聞き覚えのある大企業から、地元で愛されている企業まで幅広く揃えました。

さぁ、どのさんぴん茶がトップになるのか、本記事を見ていきましょう!

石垣島現地の釣り途中の 大学3年生

石垣島の港を歩いているときに大きな魚を持ちながら歩いているお兄さんがいたので思わず声をかけてしまいました。

現地の方だったので私たちの「現地の人に聞いてみた!1番美味しいさんぴん茶はどれだ!?」の実験がちょうどできました。

石垣島生まれ石垣島育ちだそうで、ブルーシールを週3回食べているそうです。おすすめの味はちんすこう味だそうです。2番目のおすすめはシークワーサー味だそうです。

この方はよくここで魚を釣っているらしく、天気も快晴で、今日はニモにも出会えてすごく良い釣り日和だったそうです。

私たちがお茶を飲んでくれませんかというと快く飲んでくれて本当にいい人でした。しかも、釣りで喉が渇いていたらしく喜んでくれました。少し良いことをした気分になりました。

今日はよく釣れたので明日もここで釣りをするらしいです。

さんぴん茶は沖縄の人には麦茶のような存在らしく、毎朝飲むのだそう。

現地の人の間ではポッカのさんぴん茶が美味しいと有名でほとんどの人がPOKKAのさんぴん茶を飲むと言っていました。

このままPOKKAが一位になってしまうのでしょうか。

現地の釣り途中の大学生 の友達

次は先ほどの大学生の方のお友達です!

この方も釣りに行った帰りだそうで、お目当てのお魚は取れなかったそうですがリラックスした時間になったのでとても良かったとおっしゃっていました。

もちろんこの方にもさんぴん茶の飲み比べを行っていただきました。

こちらの方はPOKKAのさんぴん茶とコカコーラのさんぴん茶の二つが美味しいとおっしゃっていましたが、悩みに悩んでコカコーラに1票が入りました。

コカコーラからさんぴん茶が発売されていることを知らない人も多いのではないでしょうか。

現在POKKA、コカコーラ共に1票ずつです。どちらが沖縄を代表するさんぴん茶の王者になるのでしょうか。他のメーカーも捨てられません!

休憩中の現地ガイドさん

石垣島の中心部にある交差点「730交差点(ななさんまる)」にて、休憩中のガイドさんとばったり出会いました。

企画の趣旨を話すとご協力いただき、「POKKA」のさんぴん茶に1票が入りました。

大学生の方に加えて、今のところ人気が高いPOKKAのさんぴん茶。

長年変わらない少し渋みの効いたお味です。

さんぴん茶は「濃いジャスミン茶」と捉えられることが多いようですが、やはり味は多種多様のようです。

ここで少し、さんぴん茶についてご説明しようと思います。

さんぴん茶は、よく黒糖やサーターアンダギーとともに振る舞われます。

全体的に甘く爽やかな香りと、すっきりとした味わいは、まさに甘いスイーツとお似合いの味です。

実は、「さんぴん茶」は沖縄の方言であって、先ほど出てきた「ジャスミン茶」と同じものを指すようです!

さんぴんという呼び名は、中国語の俗称「香片(シャンピエン)」から来たとされています。

さんぴん茶の原料であるジャスミンの花には、「ベンデルアセート」という香り成分が含まれています。

この香り成分には自律神経を整える役割がありますので、ストレスによる負荷軽減や、リラックス効果も見込まれます。

さて、お次に行きましょう!

シーサー体験のおばちゃん

お忙しく撮影許可は得られませんでしたが、最後にシーサーの色塗り体験のおばちゃんに聞いてみました。

シーサーは口を開けているのが幸せを呼ぶもので、口を閉じているのが幸せを飛んで行かないようにするものです。私たちは自分たちで好きなシーサーを選び、色塗りをしました。

シーサーを作るにはとても集中力が必要なのでシーサー作りに疲れた際にさんぴん茶を飲み、体をリラックスさせているそうです。

そしてシーサー体験のおばちゃんの一押しメーカーはPOKKAでした。

先ほどの説明通り渋みの効いた味は長年変わらないもので石垣島ではPOKKAが最も主要なメーカーだそうです。

最後に。

本記事の実験からわかるように、POKKAのさんぴん茶が最もおいしく、人気があることがわかりました。

沖縄ポッカ社は1993年、日本初のさんぴん茶を発売。「元祖」としての誇りを忘れず、変わらぬおいしさをお届けしています。沖縄県の名物でもあるさんぴん茶。

もし沖縄に行き、どのメーカーのさんぴん茶を飲もうか迷った際には、ぜひPOKKAのさんぴん茶を飲んでみてはいかがでしょうか。

また、この記事のように飲み比べをしてみるのもちょっとした楽しみになるかもしれませんね。

私達が行った「SDGs」

・飲み残しをなくすために各自で持ち帰った。
・ゴミを出さないために袋などは貰わず、持ってきたバックに入れた。
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